繊維鑑定の結果もシロ、目撃証言もナシ、でも懲役
土曜日に山本さんとともに飲んでいたNさん。
この日は痴漢冤罪を訴えるNさん支援のチャリティーライブが行われました。
このNさん事件というのも酷い事件です。
Nさんが事件に巻き込まれたのは今から2年半前の2007年4月6日、10時40分過ぎの西武池袋線車内でした。
帰宅するNさんは昼間、忙しくて見ることができなかった娘からの写メを見ていたといいます。電車が練馬駅に着くころ突然「そういうことするのはやめてください」と右側に立っていた女性に突然手をつかまれました。
「そっちこそ、やめろよ」と練馬駅のホームにで言い争いになったそうです。まぁこんなところで若い女の子を相手に言い争いをするのもみっともないので、駅事務所に行って話せばわかるだろうと、駅事務所に行ったのがすべての始まりでした。
駅事務所では当然のことながら何も聞いてもらえない。パトカーに乗せられ、練馬署に連れて行かれます。ここでも当然何も聞いてもらえない。
それどころか、腰縄と手錠をかけられ、勾留されます。
女性の証言によればスカートの上からおしりを触られたのは3分の間に2往復半です。この犯罪容疑がきちんとした一部上場企業に勤め、妻も子供が3人いて家族を養う40代の男性が証拠隠滅を図ったり、逃亡したりする恐れがあるので身柄を拘束しなければいけないほど重大な容疑なんですね。もちろん彼には前科もありません。
日本というのはどんな国家だと思います。よほど清廉潔白な方々ばかり、この国には住んでいるようです。
取り調べの中では「認めろ」ということだけだったそうです。
不幸中の幸いでNさんは3日後に釈放されました。
しかし、ここから長い裁判が始まり、今もその戦いは続いています。
裁判の中でいろいろなことを明らかにしてきました。
Nさんは繊維鑑定をされています。しかし鑑定の結果、Nさんの手から被害女性のスカートの構成繊維は検出されませんでした。
弁護団は事件当日と同じ条件で実験をしました。2回半スカートを触って、その後パトカーに見立てたタクシーに乗り、取り調べを受け1時間後に繊維鑑定をするという、Nさんと同じ状況を作り出して、繊維鑑定を行いました。
結果、繊維は検出されました。つまりもし触っていれば繊維は出るのです。事件当日Nさんから繊維が出なかったのは限りなくシロだということになります。
また再現実験ではNさん以外の犯行の可能性が示唆されました。女性は(かばんのような)硬いものがあたってその後、手が接触するという状態が交互に来たという。
ここでもう一度事件の状況説明します。Nさんの右側に女性はいました。Nさんの方にお尻を向けています。ちょうどNさんの右肩のあたりに女性の左肩が来るような状況です。Nさんは右肩から大きなショルダーバックをかけていました(そもそも大きなショルダーバックをかけた方の手で痴漢をするのもやりにくい)。おそらく女性のお尻にあたったのはこのかばんだと思われます。
さて女性証言のようにカバンがあたって、その後Nさんが手のひらで触ると、カバンが後方に大きく動くので相当目立つしやりにくい。しかし別の人間(例えばNさんの後ろにいた人)がNさんのカバンとお尻の隙間に手を入れると、カバンも動かずにお尻を触ることもできるのです。
さらに女性は触っている手を直接つかんだわけではありません。痴漢だと思って手も見ないで後ろ手に手を伸ばしたら、そこにあったのがNさんの手でした。
しかもこの女性、現行犯逮捕手続き書によれば(もっとも初期の供述)池袋駅を発車してしばらくしてから背中に何かがあたり、後ろを振り向いた。真後ろには誰もいなく、左斜め後ろにNさんが大きなカバンを肩から掛けていた。その後、お尻を触られたので、Nさんを犯人と認めた。となっている。
つまり最初から、犯人をNさんと思い込んで、Nさんの手をつかみにいった可能性が高いのです。
カバンがあたって、ムカつくと思って後ろを見たら、謝りもしないで携帯を見ているオヤジがいた。しばらくするとお尻を触られた。さっきのオヤジに違いないと手をつかみにったら、そこに手があって、Nさんの手だった。ほら、お前が犯人だろ。
こういうことではないのでしょうか。ただし何度も言いますが触っているところをつかんだわけではありません。後ろ手につかみにいって逃げる手を掴むのは相当困難です。やってみたらいいと思います。
しかし、一審二審とも有罪。懲役4か月、執行猶予3年という判決です。
Nさんは判決言い渡し後裁判官に被告人前へと呼ばれ
「私は残念です。あなたは反省してない」と言われたそうです。
やってないものをやってないというと反省してないと言われ、懲役刑を食らう。本当に日本の裁判って素敵だなぁと思います。
現在、最高裁へ上告されているこの裁判。執行猶予が付いているからいいじゃん、なんて判断が出ないことだけを祈ります。

チャリティーライブの様子
この日は痴漢冤罪を訴えるNさん支援のチャリティーライブが行われました。
このNさん事件というのも酷い事件です。
Nさんが事件に巻き込まれたのは今から2年半前の2007年4月6日、10時40分過ぎの西武池袋線車内でした。
帰宅するNさんは昼間、忙しくて見ることができなかった娘からの写メを見ていたといいます。電車が練馬駅に着くころ突然「そういうことするのはやめてください」と右側に立っていた女性に突然手をつかまれました。
「そっちこそ、やめろよ」と練馬駅のホームにで言い争いになったそうです。まぁこんなところで若い女の子を相手に言い争いをするのもみっともないので、駅事務所に行って話せばわかるだろうと、駅事務所に行ったのがすべての始まりでした。
駅事務所では当然のことながら何も聞いてもらえない。パトカーに乗せられ、練馬署に連れて行かれます。ここでも当然何も聞いてもらえない。
それどころか、腰縄と手錠をかけられ、勾留されます。
女性の証言によればスカートの上からおしりを触られたのは3分の間に2往復半です。この犯罪容疑がきちんとした一部上場企業に勤め、妻も子供が3人いて家族を養う40代の男性が証拠隠滅を図ったり、逃亡したりする恐れがあるので身柄を拘束しなければいけないほど重大な容疑なんですね。もちろん彼には前科もありません。
日本というのはどんな国家だと思います。よほど清廉潔白な方々ばかり、この国には住んでいるようです。
取り調べの中では「認めろ」ということだけだったそうです。
不幸中の幸いでNさんは3日後に釈放されました。
しかし、ここから長い裁判が始まり、今もその戦いは続いています。
裁判の中でいろいろなことを明らかにしてきました。
Nさんは繊維鑑定をされています。しかし鑑定の結果、Nさんの手から被害女性のスカートの構成繊維は検出されませんでした。
弁護団は事件当日と同じ条件で実験をしました。2回半スカートを触って、その後パトカーに見立てたタクシーに乗り、取り調べを受け1時間後に繊維鑑定をするという、Nさんと同じ状況を作り出して、繊維鑑定を行いました。
結果、繊維は検出されました。つまりもし触っていれば繊維は出るのです。事件当日Nさんから繊維が出なかったのは限りなくシロだということになります。
また再現実験ではNさん以外の犯行の可能性が示唆されました。女性は(かばんのような)硬いものがあたってその後、手が接触するという状態が交互に来たという。
ここでもう一度事件の状況説明します。Nさんの右側に女性はいました。Nさんの方にお尻を向けています。ちょうどNさんの右肩のあたりに女性の左肩が来るような状況です。Nさんは右肩から大きなショルダーバックをかけていました(そもそも大きなショルダーバックをかけた方の手で痴漢をするのもやりにくい)。おそらく女性のお尻にあたったのはこのかばんだと思われます。
さて女性証言のようにカバンがあたって、その後Nさんが手のひらで触ると、カバンが後方に大きく動くので相当目立つしやりにくい。しかし別の人間(例えばNさんの後ろにいた人)がNさんのカバンとお尻の隙間に手を入れると、カバンも動かずにお尻を触ることもできるのです。
さらに女性は触っている手を直接つかんだわけではありません。痴漢だと思って手も見ないで後ろ手に手を伸ばしたら、そこにあったのがNさんの手でした。
しかもこの女性、現行犯逮捕手続き書によれば(もっとも初期の供述)池袋駅を発車してしばらくしてから背中に何かがあたり、後ろを振り向いた。真後ろには誰もいなく、左斜め後ろにNさんが大きなカバンを肩から掛けていた。その後、お尻を触られたので、Nさんを犯人と認めた。となっている。
つまり最初から、犯人をNさんと思い込んで、Nさんの手をつかみにいった可能性が高いのです。
カバンがあたって、ムカつくと思って後ろを見たら、謝りもしないで携帯を見ているオヤジがいた。しばらくするとお尻を触られた。さっきのオヤジに違いないと手をつかみにったら、そこに手があって、Nさんの手だった。ほら、お前が犯人だろ。
こういうことではないのでしょうか。ただし何度も言いますが触っているところをつかんだわけではありません。後ろ手につかみにいって逃げる手を掴むのは相当困難です。やってみたらいいと思います。
しかし、一審二審とも有罪。懲役4か月、執行猶予3年という判決です。
Nさんは判決言い渡し後裁判官に被告人前へと呼ばれ
「私は残念です。あなたは反省してない」と言われたそうです。
やってないものをやってないというと反省してないと言われ、懲役刑を食らう。本当に日本の裁判って素敵だなぁと思います。
現在、最高裁へ上告されているこの裁判。執行猶予が付いているからいいじゃん、なんて判断が出ないことだけを祈ります。
チャリティーライブの様子
この記事に対するコメント
今回の事件も、例の逆転無罪判決・そして花田さん事件の【前】の事件ですよね?例の逆転無罪判決はともかく、花田さんの場合、高裁での裁判のさいに繊維鑑定でのシロの結果が、検察官から初めて提出されたそうです。それが決め手となり、【被告が行った証拠が無い】という判決だったそうです。
最高裁ではその判例をもとに判決をくだすかもしれませんね。
そうなると、2人目の逆転無罪判決。繊維鑑定でシロなら【シロ】という、高裁および最高裁でのお墨付き・・・に?
ともかく、痴漢の判決は裁判官によってぜんぜん違いますね・・・ほとんどがひどい。逆転無罪判決以降、逮捕と勾留だけは慎重になってるそうですが・・・